麻酔科
麻酔科のご案内
手術の多くは体にメスを入れるという医療行為を伴うため、そのままでは創傷・出血、そして痛みをはじめとするさまざまな生体反応が身体および精神に負担をかけます。
これを手術侵襲といいます。このような負担から患者さまを守りつつ、必要な手術を安全かつ円滑に進行させること、それが「麻酔」です。
麻酔には大きく分けて、意識のない完全に眠った状態にする麻酔(全身麻酔)と、意識はあるが痛みは感じない状態にする麻酔(脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック等)とがあります。
両者を組み合わせた麻酔(例えば全身麻酔+硬膜外麻酔)もあります。当麻酔科は、全身麻酔を中心に硬膜外麻酔、神経ブロックを駆使して、術中および術後も有効な鎮痛対策をとっています。
当院では、年間約600件以上の手術を全身麻酔下で行っており、緊急手術にも対応しています。
安心安全な麻酔に留意しながら積極的な疼痛管理を行い、多くの患者さんが周術期を快適に過ごしていただけるよう日々努力しています。