大阪掖済会病院

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手外科・外傷マイクロサージャリーセンター

 

手外科とは?

さまざまな動きを可能にするヒトの手は、脳の延長とも言われ、その構造は複雑なため外科的には不可侵の領域とされた時代もありました。
複雑な構造や機能も日本手外科学会を中心に解明され、現在では顕微鏡を用いて細かい腱(スジ)や神経を対象とする手術の他、プレートを用いた

橈骨遠位端骨折(手首の骨折です)の手術も日本手外科学会手外科専門医が最新の知見に基づいて行っています。
日常生活の指の痛みの原因となる腱鞘炎や手指が、朝方しびれる原因となる手根管症候群なども短時間の外来手術で軽快しますのでお気軽にご相談下さい。

マイクロサージャリー手術とは?

整形外科・手外科領域のマイクロサージャリーの手術で代表的なものは、労災事故や交通事故などで切断されたり引きちぎられた手指や四肢などを元の位置に接着する手術です。


【詳しくは】

最近の技術の向上と優れた顕微鏡をはじめとする医療器材の発展により、0.5mm前後の血管を吻合することすら可能になっています。
 


【詳しくは】

確かな技術で手指・骨などの組織再建が可能

指先特に、爪の辺りの切断や挫滅(プレスなどによりつぶされたもの)も切断された組織を元に接着したり、整容をもとに近づけるために足趾から部分的に組織を移植する高度な手術を行うことも可能です。   また、指の中で0.3mm前後の血管により栄養される皮膚を回転させたり、前進させたりすることにより覆うことも可能です。 それ以外にも、

下腿の骨が骨折後くっつかずに、お困りの方に他の部位から血管や皮膚をつけて組織移植を行う遊離複合組織移植を行っています。 当センターでは日本でも有数の実績を持つセンター長の五谷(2014-5Best Doctor選出)を中心に3名の日本手外科学科認定手外科専門医(整形外科専門医を併せ持っています)と1名の整形外科専門医が常勤医として診療に当たります。


母指尖を喪失

整容も良く、原職に復帰し知覚回復はS3

健側の3DCTデータをもとに
作成した患側の解剖学的な
関節面

掘削の終了した
移植肋骨肋軟骨
の形成

当センターで行う手の造形(ぞうけい)手術とは?

当センターでは日本で先駆けて、創外固定という特殊な機材を用いて行います。  切断されて短くなった手の指の骨を伸ばしたり、固くなった関節を柔らかくする手術が可能です(骨軟部組織延長と言います)。
また、手術と言ってもリハビリ器材を骨に直接装着する手術で、簡単なものでは局所麻酔での日帰り手術が可能です(遠方の方や希望の方には入院対応もしています)。

一期的骨短縮を行った中節欠損に対して指用
Ilizarov創外固定器を用いて骨延長を行う

骨延長後

その後のリハビリも重要です。器材はそのお手伝いをするわけです。センター長の五谷は先端医工学講座の主任教授も兼任しており、新しい手術器材の開発にも心血を注いでいます。 当センターにはハンドセラピストも常駐しており、専門的な手術後のリハビリを受ける事が可能です。

 

開発したPIP関節拘縮解離や自他動を可能にした
Global hinge fixator (GH fixator)

Global hinge fixatorの装着



大阪掖済会病院

大阪市西区本田2丁目1番10号
TEL:06-6581-2881
受付:8:30〜11:30
  :整形外科 8:30〜11:00
  (13:00〜16:00 再診の方のみ)